1cmの幸せ

私の少しの幸せを貴方に届けましょうか

My Dearest…

照れくさいけど、言葉にするのは苦手なので、字で貴方に伝えます。

この手紙を貴方が見る時、きっと私はこの世にいないと思う、なんてことは言いたくない。

貴方の側にいない、と書いた方が合ってるかな。

悲しくなんかない。だって貴方の側には沢山の家族がいる。

武器のスペシャリストやら、お母さんなお医者さんとか、ね。

私のことなんか忘れてもらって構わない。

私のことずるずる引きずっててもらっても少し困るし。

大丈夫だろうとは思うけれど、私も少し寂しいかな…。

だって、人間嫌いだった貴方に「本当の家族になろう」と言われたときに私の中で本当の「愛」が生まれた。

あんなに私のこと嫌っていたのに、好きになって愛してくれた。

だからこそ隣にいれなくて、側にいれなくて寂しい。

結局家族になれなかったけれど、それでも貴方が生きていることがわかるから、私はそれだけで今生きて行ける。

その嬉しさが糧になるから。

定期的に手紙を書くから、私を探すことはしないでください。

私は生きてるから。

今度会ったら、再開してしまえば何故だか貴方を殺してしまうかもしれないから。

だから探さないで。

私の中のモノが落ち着いた時にもう一度会いに行くから。

…その日まで私を忘れていて下さい。

Я люблю тебя.

My dearest... ××××