1cmの幸せ

私の少しの幸せを貴方に届けましょうか

2013-01-01から1年間の記事一覧

水の泡が消える前に

暗い、光も届かない。 そう、ここは深海の底。 あぁ、なんで僕は此処にいるのだろう。 さっきまでは、地面に足を着いていた。 でも。 今は。 こんな。 誰もいない暗闇に独り、沈んだ。 まだ生きたかったのに。 伝えたい事が沢山あったのに。 あの人を、お兄…

あたりまえ

私は当たり前のことが嫌い。 皆から『気持ち悪い』の連呼。 そんな当たり前の毎日が大嫌い。 そうやってまた明日も、ヘラヘラ笑って生きて行くのが、私の当たり前。 私は当たり前のことが好き。 皆から『ありがとう』の連呼。 そんな当たり前の毎日が大好き…

何を、思っているんだろう。 彼は、あれを見ても何も思わないのか。 血も涙もない人だ。 昔からそうだったろうに。 今更何を言うの。 「あれ」 「何」 「いや…、なんでもない…」 「ふぅん。早く行かないと授業遅れるよ」 「あ、そうだった」 『僕って二人も…

おとぎ話し

「わぁー!見てみてお兄ちゃん!奇麗な花火が上がってるよ!!」 いつの事だろう。 「本当だ!日本は花火で見る花火は違うなぁ」 久しぶりに幼い頃の夢を見ていた。 「また家族で来れたらいいね!」 本当に、懐かしい。 「来れるよ!絶対に!」 いつでも「ま…

そよ風と

「あ、涼しいや」 今日もまた外に出る。 それが私の日課にっている。 だって、病院の中じゃ何もする事がない。 暇なんだよ。 そんな感じで今日も外に出ると、暑い日は過ぎて、そよ風が吹く秋がもうそこに来ていた。 「…もう、夏も終わりだなぁ。来年も生きて…

きっと、明日も

「あ…。また夏が過ぎる…」 この世界に来て一体夏がどれだけ過ぎただろう。 また明日も、こんな世界の朝を見るのだろうか。 また明日も、こんな世界の夜を見るのだろうか。 そう思うと、胸の中に「楽しみ」という感情が溢れる。 「さぁ、もう寝よう。明日も皆…

ありがとう

ありがとう。 私の大好きな言葉。 私の大好きな友だちにありがとう。 私の大好きな家族にありがとう。 そしてこんな私と付き合ってくれている大切な人にありがとう。 言い切れないありがとうが沢山あるや。 まだまだこれからも迷惑かけるかもしれないけど、 …